子どもの不登校について、相談することの難しさと大切さ

お子さんが不登校中の親御さん、誰かに相談できていますか?
私はできませんでした。

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相談したくてもできなかった

誰かに相談したいという思いがありつつも、踏み出せない気持ち。でも娘が苦しんでいることへの悲しさや、将来の不安な気持ちを、誰かに吐露したいという思いはありました。でも、それはなかなか難しいものでした。

当時は会社に勤めていたので、相談するとなったら会社の同僚や友人になるのですが、まず会社の人間には言いたくありませんでした。
同情されるのはいやだし、子どもの少なくともポジティブではないプライベートなことを伝えることにも抵抗がありました。
それに、「この人、仕事に支障があるのでは?」と思われるのが何よりもイヤというか困ると感じ誰にも話しませんでした。そもそも、「相談してもどうにもならない」という思いが強くありました。

幸い、当時は妻が時間の融通の利く仕事をしていたため、私は通常通り勤務することができたので社内に伝えずに済みましたが。

学生時代からの親友には話しましたが、「大変やなぁ。どうしたらええんかなぁ」と心配はしてくれましたが、得られるものはなく、かえって行き詰まり感が強くなり、暗い気持ちになったことを覚えています。

それでも、当時就活サポートをしていた大学生には時々話していました。
わが子と同世代を生きている若者には、なんとなくわかってもらえるような気がしたからです。
実際、彼ら彼女らは、私の話をよく聞いてくれ、同情することなく、アドバイスもせず、ただ深くうなずきながら聞いていてくれました。それだけでも気が楽になった記憶があります。

相談が難しい理由

子どもが不登校になったとき、相談が難しいことの背景には次のようなことがあると思います。

・親として自分で解決したい。
・自分の育て方が悪いと思われたらいやだ。
・子どもが不登校になって恥ずかしい。
・相談しても解決しない。相談するだけ無駄。
・安心して相談できる相手がいない。
・相談先が見当たらない。
・スクールカウンセラーや小児心療内科は予約がいっぱいですぐに話せない。

それでも、相談には意味がある

実際、相談することは心理的にも、物理的にも難しい側面はあります。
でも、相談や、人に話すだけでも親の心理状態が落ち着き、家庭内に良い雰囲気がもたらされ、状態が好転するきっかけになりえます。
学術的にも相談の有効性は裏付けられています。

日本経済新聞が行った調査でも、不登校の子を持つ保護者の2人に1人が孤独を感じているという結果が出ています。これは決して私だけの感覚ではなく、多くの親が同じところでつまずいているということです。

学術的にも、「相談する」「話す」という行為が持つ力は裏付けられています。子育て領域の研究では、家族や友人からのソーシャルサポートが少ない母親ほど孤独感が強まり、育児ストレスが高まることが構造的なモデルで示されています。逆に言えば、支えとなる存在に話を聞いてもらえるかどうかが、親の心理状態を大きく左右するということです。

不登校の親に限った研究でも、同じ傾向が見えています。ある調査では、不登校の子を持つ保護者が慢性的な高ストレス状態にあり、学校やスクールカウンセラーとの面談だけでなく、「親の会」のような場を求めていることが明らかになっています。実際にオンラインの親の会を開いて参加者の心身状態を測定した調査では、参加者のほぼ全員に気分の改善が見られたという結果も出ています。

また、親の会の意義を論じた社会学の研究では、同じ立場の親同士が経験を分かち合うことで「心的な安心空間」が生まれ、社会的孤立感から解放されると位置づけられています。専門家に相談するのとはまた違う、当事者同士だからこそ得られる効果があるということです。

つまり、相談することは「問題を解決する」ためというより、親自身の孤立を防ぎ、心理的な余裕を取り戻すために有効だと、データと研究の両面から言えそうです。

ポルトでの相談について

ポルトでは、不登校だけでなく、行き渋りやまだら登校全般について相談を受け付けています。
相談でなく、気持ちの吐露だけでも結構です。

日程は調整の上、10日以内に設定させていただくことが可能です。
費用はいただいていません。営業などもいたしませんのでご安心ください。

カウンセラーの資格があり、これまで100件を越える不登校の親御さんのお話しを伺ってきた教室長が対応させていただきます。豊中近辺にお住まいでしたら、直接お話しを伺うことも可能です。

相談先がないことにお困りでしたら、一度連絡してみてください。お待ちしています。

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