「ストレスなくいられる場所」、家以外にありますか?その有無で、不登校のその後は変わる

「うちの子、フリースクールもいやなんだ。じゃぁ、どこだったら行けるんだろう、、」
不登校になったらフリースクールへ。そう思う方は多いと思いますが、フリースクールもいやだと言われ、行き詰った経験はありませんか?

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「家だけがいられる場所」になっていく怖さ

不登校が続くと、家の中にいる時間が長くなっていきます。最初は「学校からの避難場所」だったはずの自宅が、いつの間にか「社会からの避難場所」になっていく。そうなると、家の外に出ること自体のハードルが上がっていき、引きこもりの長期化・深刻化につながってしまうケースが一定数みられます。

ここで大事なのは、「学校に戻れるかどうか」ではありません。「家以外に、気兼ねなく、負い目なく行ける場所があるかどうか?」です。

「支える場」ではなく「すごし場」が必要な理由

総務省が令和5年7月にまとめた「不登校・ひきこもりのこども支援に関するアンケート調査」では、不登校の初期の混乱期を越えて回復に向かっている子どもたちには共通して、「居場所の確保ができている」という状態が見られたと報告されています。

逆に言えば、この居場所の確保がうまくいかないまま時間が経つと、家から出られない状態の解消のきっかけをつかみにくくなるということでもあります。

こども家庭庁が令和5年3月にまとめた「こどもの居場所づくりに関する調査研究報告書」でも、学校でも家庭でもない「サードプレイス」の重要性が、国の政策文書として明確に位置づけられています。子どもが安心して休息できる場、誰かとゆるくつながれる場が、学校・家庭という二つの場だけでは足りていない、という前提に立った議論です。

そして個人的に一番しっくりきたのが、地元・豊中市が令和4年度に行った「こどもの居場所づくりに関するヒアリング調査」にある分類です。居場所を「ささえる場」と「すごし場」の2種類に分けています。「ささえる場」は、何らかの支援が必要な子どものためのターゲット型。一方「すごし場」は、特に差し迫った事情がなくても、ただ過ごしたい時に過ごせるユニバーサル型の二つに区分したことです。

不登校の子にとって難しいのは、「ささえる場」に位置づけられた場所に行くこと自体が、「支援が必要な自分」というレッテルを認めることになってしまう点です。フリースクールや相談室が悪いわけではありません。ただ、そこに通うことそのものが本人にとって新たな負い目になってしまうことがある。

だからこそ必要なのは、「不登校の子が行く場所」という看板を掲げない、ただの「すごし場」です。

勉強も、目的も、成果も求められない。ふらっと行って、ふらっと過ごして帰れる。そういう場所が家の外に一つあるだけで、「外に出る」という行為そのものへの抵抗感は大きく変わってきます。

「居場所コース」という選択肢

不登校の深刻化を防ぐために必要なことの一つは、こうした「もう一つの子ども部屋」のような存在なのだと思います。

こうした考えから、ポルトでは今回、従来の少人数クラスに加えて「居場所コース」というメニューを新しく設けることにしました。授業も学習サポートもあえて行いません。ただ、好きなように過ごしてもらうだけのコースです。

それでも、居場所コースはポルトという学びの場の中にある一つのメニューです。その気になればいつでも学びを再開できる、れっきとした「勉強できる場所」でもあります。だからこそ、「何もできない自分がここにいる」のではなく、「本来は勉強しに行ける場所に、今日はただいるだけ」という感覚を持てる。そこに、本人の自尊心は保たれるのだと思っています。

ポルトは阪急豊中駅から徒歩4分という、豊中市内のどこからもアクセスしやすい場所にあります。家以外にもう一つ、本人が前向きな気持ちで居られる居場所を持ちたい。そんなご家庭に使っていただければと思っています。

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